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今年の終わり
今シーズンの終わり、お客様と囲炉裏端で、夜中までお食事のお話をしました。


この十年で、駒の湯山荘のメニューから消えていった鯨汁、岩魚のなれすし(こちらは時々、出ます)、ウサギの煮物。

決して美味しいものではないのですが、魚沼の伝統的な(滅びかけの)郷土料理たちでした。


この「決して美味しいものではない」ところが、消えていってしまった理由なのですが、やはり、その心意気(悩み、あがく姿勢)はなくしてはいけないと、この十数年間の駒の湯山荘のお食事の遍歴を知り尽くした常連様に、貴重なアドバイスをいただきました。

変化をしなければいけない、そんな気持ちになる年でした。


郷土料理のお師匠さんであり、今でも心より尊敬する大力納豆の社長(女性)の言葉です。
「会社は、社長以上にも、社長以下にも絶対にならない」

秘湯の宿を、「会社」と呼ぶことに最近、とても抵抗があるのですが、それでも「主人が悪ければ、宿も悪くなる。けれど、主人の意識が良くなれば、宿も必ず良くなる」という当たり前のことを、彼女の言葉によって、意識するようになりました。

主人(自分)の意識を変えなければいけない。学べなばなければいけない。学びたい。

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天災続きで、最近、臆病になりすぎていたのかもしれません。


勉強のためなら、時に大胆に、恥をかいても名誉の負傷と思える明るさ、うじうじ考えず、行動してみます。
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by komanoyu | 2012-11-19 06:04 | お食事
駒の湯山荘と共に
駒の湯山荘の片隅で、ひっそりと始めた宝石教室。


ご宿泊のお客様、地元のお客様が生徒さんとして参加してくださいました。


宿のお仕事がひと段落した夜8時くらいから、だいたい1時間の教室となることが多かったです。


最後の授業では、生徒さんたちが鑑別練習用紙をすべて埋めることができ、主人も少し感動と言いますか、嬉しかったです。


教室は、宿と共に冬期休暇に入ります。

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by komanoyu | 2012-11-16 21:19 | 鉱物
宝石学のご両親
昔々(1904年明治37年)、フランス人のベルヌイさんが、ルビーの手作りに成功しました。


合成(偽物)ルビーの誕生です。


ヨーロッパは、合成ルビーで溢れ返り、それまで貴重だったルビーの価格が暴落するほどの事件でした。


そして、

ベルヌイさんの大発明とほぼ時を同じくして、

1903年明治36年、日本の有名人、御木本幸吉さんがまん丸な真珠の養殖に成功します。

こちらも、非常に希少で高価だった真珠が、どんどん養殖され、ぞくぞくとヨーロッパにもたらされました。


さて、当時、お金持ちだったイギリスの人たちが、せっかく集めた宝石の価値がどんどんなくなっていくことに焦りました。
そして、天然の宝石か、合成や養殖で作られた宝石か、見分ける方法を作ろうということになりまして、生まれたのが、宝石学という鑑定や鑑別の技術でした。


なにを言いたいのかといいますと、宝石学のお父さんお母さんは、合成ルビーと養殖真珠だったのです。


合成ルビーも、養殖真珠も、次々に新しい技術が生まれ、どんどん天然っぽい物が作り出されました。その度に宝石学も、その新しい手作り宝石を見破る方法を見つけてきました。今もイタチゴッコは続いています。



今も昔も、ルビーと真珠は、宝石学の基本のような気が主人はしております。

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こちらは、ハート型の核をマベ貝に入れて養殖されたマベ真珠です。

マベ・パールは、未だ半円真珠(まん丸はできない)しか作ることができません。

けれど、この幻想的な、色っぽい、雰囲気の真珠は、マベ貝だけの特別な美しさで、とても人気のある真珠です。

マベ・パールのハート型も有名ですが、基本は丸い形のマベ真珠が一般的です。

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ハート型の真珠では、淡水真珠でハートの核を入れ養殖する場合もありますが、妖艶さでは、マベ真珠にはかないません。(淡水真珠は、可愛い感じ)


淡水真珠をカットをして、ハートの形にする場合は、真珠を半分以上、削らなければいけなくなりますし、手間を考えると、やはり核をハートにした方がいいみたいです。
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by komanoyu | 2012-11-16 21:18 | 鉱物
温泉で真珠プロジェクト 2012.11.
前シーズンの終わりに、イケチョウガイの故郷である霞ヶ浦に行ってきました。


駒の湯山荘のイケチョウガイを提供してくださったメイコウパールさんの養殖場にて、いろいろと教えていただき、今シーズンは、春より1貝の犠牲もなく11月を迎えることができました。


メイコウパールの職人様から教えていただいた、ありとあらゆる経験がなければ、この快挙はありえなかったと、心から感謝しております。


11月5日時点で、10貝すべて生きています。


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これから、5メートル前後の雪の降る厳しい冬がやってきます。

この冬も貝たちが温泉の中、越冬に成功できることを願っております。
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by komanoyu | 2012-11-05 10:25 | 温泉で真珠